ウクライナ支援活動

6月にお世話になった坂本さんに再びご協力いただき、ウクライナの子どもたちと関わる機会を設けていただきました。前回訪問した学校は体育館が工事中で活動が制限されるとのことだったため、今回は支援団体が主催する地域の公民館で行われた、クリスマス前のイベントに参加しました。イベントでは、日本の子どもたちが普段楽しんでいる遊びを、ウクライナの子どもたちと一緒に行いました。今回は小学生だけでなく、未就学児の参加も多くありました。以前会った子どもたちと再会できたことも、とても嬉しかったです。活動内容としては、前回の訪問時に特に好評だった「じゃんけん列車」と、紙飛行機を折って遠くまで飛ばす「紙飛行機大会」を行いました。紙飛行機は簡単に折ることができ、遠くまで飛ばすコツを教えると、誰でもすぐに飛ばせるようになりました。子どもたちはとても楽しそうにしていました。折り紙が初めての子どももいたと思いますが、簡単な工程で競い合える活動だったため、全員が楽しい時間を過ごすことができました。

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写真1:紙飛行機大会の様子です。

坂本さんからは、子どもたちはウクライナ語を忘れかけており、現在はウクライナについて子どもたちに伝える活動が必要であると伺いました。文化や言語を伝える支援の重要性を改めて感じました。これが最後のウクライナ支援になるのは残念だと思い、帰国するまでの2月に、小学校での活動をもう一度経験したいと考え、現在坂本さんと計画を立てています。

Szlachetna Paczka projectに参加して

12月13日、14日に、日本語学校のボランティア部と一緒にSzlachetna Paczka project に参加しました。クリスマスは、貧しく孤独な人が特別な方法でサポートされなければならない時期と言われています。このプロジェクトは、そうした人々を支援することを目的として行われました。活動内容は、学校の生徒たちが集めた食料や衛生用品を箱に詰め、クリスマスプレゼントのようにラッピングすること、その後、支援を必要としている家庭に届けることでした。

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写真2:これらが集まった物資の1部です。

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写真3:1家族につき10箱以上も詰めました。

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写真4:クリスマスプレゼントのようにラッピングをしました。

このプロジェクトでは、すべての支援は匿名で行われるため、学校から寄付された物と、家庭に届ける物は別に管理されていました。また、自分が寄付した物を自分で届けることはできず、必ず他の人が寄付した物を届けるというルールが設けられていました。

私にとって、このような経験は初めてでした。日本でも募金という形でお金を寄付することはありますが、寄付のために食料や衛生用品を新たに購入し、それを無償で提供するという行為に、私は強い驚きを感じました。また、誰かに感謝されることを求めず、見返りを期待しないその姿勢に、私は深く感動しました。知らない人のためにお金を使うことは、経済的な余裕がなければ難しい側面もあります。しかしそれ以上に重要なのは、相手を思いやる気持ちであると感じました。寒さの中で、生活するだけで精一杯の状況にある人々のことを想像し、その人たちのために行動する人々の姿から、支援とは何かを改めて考えさせられました。

日本語学校のクリスマス会への参加

私が会話の授業を担当している日本語学校のクリスマス会に参加しました。普段はオンライン授業のため、実際に対面で会うことができ、とても嬉しかったです。このイベントを通して、普段オンラインで会っている方々と、ようやく直接会えたという実感を持ちました。クリスマス会には約60名が参加しました。ポーランドには、日本語が話せる人や日本への留学経験がある人、日本に興味を持ち、長い間日本語を勉強している人が多くいることに驚きました。参加者の方々は、日本の好きなところをたくさん話してくれました。日本語の学習歴が2年ほどにもかかわらず、すべて日本語で会話をしてくれる人もいました。

クリスマス会では、ポーランドの伝統文化について紹介がありました。ポーランドでは、クリスマスに「オプワテック」(写真5)と呼ばれる小麦粉で作られた薄いウエハース状のものを互いに割って食べながら挨拶を交わす伝統的な習慣があります。私にとっては初めての体験でした。

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写真5:オプワテックという薄いウエハースです。味はしません。

そのほか、日本語でクリスマスに関係する歌を歌いました。その後、先生方による出し物の時間がありました。私はここでも「じゃんけん列車」を紹介しました。

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写真6:日本のじゃんけんについて紹介をしています。

日本語のじゃんけんの言い方を紹介し、練習を行った後、実際に日本のじゃんけんを使ってゲームを行いました。高校生から大人まで、年齢を問わず楽しめる時間になりました。また、手作りのお菓子を持ち寄り、お菓子のコンテストや、チャリティーのメイドカフェ、抹茶カフェなども行われ、とても楽しい時間でした。

ポーランドのクリスマスを過ごして

私は、ポーランドの家庭でクリスマスを過ごすことが夢でした。今回、友達の実家に招待してもらい、一緒にクリスマスを体験できたことが本当にうれしかったです。

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写真7:この友達とはハロウィンパーティーもしました。

12月24日の夜、友達の家に親戚一同が集まり、クリスマスイブは福音書の一部が朗読され、皆でクリスマスキャロルを歌うことから始まりました。その後、「オプワテック(薄いウエハース)」を分け合いました。今回も、一人一人と言葉を交わしながら分け合うことで、人とのつながりや家族の温かさをより強く感じることができました。

その後、ポーランドの伝統的な料理が12種類並びました。日本ではクリスマスにKFCやピザを食べることが多いですが、ポーランドでは大人数分の料理を朝から家族で準備しており、その手間や心づかいから、クリスマスが日本でいうお正月のように特別な行事であることが伝わってきました。

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写真8:ポーランドのクリスマス料理には肉を使わないそうです。
写真9:デザートまですべて手作りでした。

さらに、人数よりも一皿多く料理を用意したり、席を一つ余分に用意したりする文化も体験しました。特に、クリスマスには鯉を食べる習慣があり、前のセメスターで学んだことを実際に目の前で体験できたことに驚きました。

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写真10:初めて鯉を食べました。

友達は鯉の味が苦手だと言っていましたが、私はおいしく感じました。こうした料理や習慣を通して、ポーランドのクリスマスが人と人との関係を大切にする行事であることを強く実感しました。

また、友達家族と一緒に教会にも行きました。多くの人が集まり、静かで厳かな雰囲気の中で祈る時間を過ごすことで、家庭での温かい時間とはまた違った形でクリスマスの宗教的な意味を感じることができました。

さらに、クリスマスプレゼントの渡し方も日本とは少し違いました。ツリーの下にプレゼントが置かれ、サンタクロースが手渡してくれるという習慣です。友達や友達の家族は私にもたくさんのプレゼントを用意してくれました。ポーランドの本や有名なポッテリー、ボッカ、クリスマスのマグカップ、ポーランドのお菓子などをいただきました。

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写真11:サンタさんが私にも来ました!!

異国の地でありながら、こうして温かく迎えてもらえたことがとても嬉しく、忘れられないクリスマスになりました。