第11回目 12月の活動 留学最終月
書道の授業
日本のお正月の書初め文化にならって、今月は書道をテーマにした授業を行いました。実は私と同じ高校出身の友達がメルボルンにワーキングホリデーで来ており、その子が書道部だったということもあり書道のエキスパートとして手伝ってほしいと依頼をしたところ快く受け入れてくれたので、その子にも授業に来てもらいました。生徒たちが書く漢字の中には、「和(peace, Japanese)」「侍(samurai)」「桜(cherry blossom)」「愛(love)」「友(friend)」などがあり、それぞれの漢字の意味を紹介や書道の文化的な説明をした後に実際に書く練習をしていきました。私の友達には、生徒たちが書き始める前に実際にお手本として書いてもらい、書くときのポイントや姿勢などを説明してもらいました。墨や筆を使って文字を書くという経験はしたことがない子が多かったため、うまくできない!と諦めてしまう子がいるかなと少し心配していましたが、みんな私が思っていたよりも上手に書いてくれました。学校の先生方にも、「こういう伝統的な活動は実際にその国の人がいないとできないことも多いからこのような活動ができて本当に良かった」と喜んでもらえました。子供たちも、本番用の半紙に書いた作品をクリスマスプレゼントとして親にあげると家に持って帰る子もいてみんな楽しそうに活動に取り組んでくれたので良かったです。


写真1~2:書道の授業の様子
書道部の私の高校の同級生に来てもらい、子供たちにお手本を披露してもらいました。みんな真剣に授業に取り組んでくれました。
ボランティア校の先生方へ抹茶の紹介
最後の最後に、ずっとお世話になったボランティア校の先生方に抹茶についての活動を行うことができました。学年末ということやこの日が40℃を超える酷暑日だったため校内スケジュールが変更されたりとバタバタのした中での紹介でしたが多くの先生方が忙しい中参加をしてくださいました。「これは何?」「抹茶はどこで買えるの?」など茶道の道具についてや抹茶についてたくさん質問を受けました。それらに答えながら、松江の抹茶文化などについての説明も付け加えながら一緒に抹茶を作っていきました。味については非常に高評価で2杯、3杯おかわりをする先生もおられました。1年間お世話になった先生方に抹茶のおいしさを知って頂き、日本のお茶文化を楽しんでくださったので私も嬉しかったです。


写真3~4:ボランティア校の先生方への抹茶紹介の様子
職員室にて、お世話になった先生方に抹茶と日本のお菓子を紹介しました。多くの先生方に来ていただき抹茶を飲んでもらえたので良かったです。
最後の太鼓パフォーマンス
9日には、クリスマスキャロルが学校で開催されました。各学年、歌や踊りの催しものを披露してクリスマスをお祝いする行事です。私は、6年生に混ざって太鼓チームを組んでいるのですが、ここでの演奏が私にとっても6年生にとっても最後の演奏になりました。先月の春祭りでも披露したのですがそれよりもさらに多い観客で緊張しましたが今まで一番良い演奏ができました。演奏後は、みんなほっとした様子でハイタッチをしてみんなで喜びを分かち合いました。他の学年は、クリスマスにちなんだ曲を歌ったり踊ったりしており、とてもかわいくて癒されました。


写真5~6:クリスマスキャロルでの太鼓パフォーマンスの様子
真夏のクリスマスはやはり変な感じですが、太陽カンカン照りの中、最後のパフォーマンスを披露しました。
卒業式への参加
12月の後半には卒業式がありました。インターンの身ではありましたが私の席も用意をしてくださり、一人の教員として6年生を見送ることができました。日本語教師として教えた初めての子供たちの卒業式だったので私も感極まり泣きそうになりました。
日本の卒業式とは異なる部分が多く、しんみりとしている雰囲気というよりはダンスパーティーをしたり会場のホテルの食事を楽しんだりと、いかにも海外だなと感じる場面が多かったです。


写真7~8:卒業式の様子
日本のように学校で式があるのでなく、ホテルの一室で式を行いました。みんなおしゃれな洋服やドレスを着て、ダンスパーティーなどに参加をしてました。
修了式
今年度最後の日。全校の前でスピーチをさせて頂きました。学校の皆さんやホストファミリーへの感謝の気持ちや1年間の学校での思い出、1人の大人として、子供たちにこれから大切にしてほしいことなどを英語で話しました。全校の前で保護者さんもいる中でのスピーチでいつもなら緊張して頭が真っ白になっていますが、今回は、完璧な英語ではなくても自分の言葉でしっかりと最後まで話すことができました。この学校に来てすぐの時も同じように就任のあいさつとして全校の前でスピーチをさせてもらいましたが、この時は緊張と自信のなさで自分で何を言っているのかわからなくなっていましたが、その時と比べてみても自分の成長を感じることができました。スピーチの後には、多くの子供たちや先生方、保護者の方から感謝の言葉をいただき本当にこの学校に来てよかったなと温かい気持ちになりました。
今月で、オーストラリアでのボランティア活動の全過程が終了いたします。忙しく、がむしゃらに駆け抜けた1年間でしたがその分得られたものが非常に多かったなと実感しています。4回生の途中から大学を休学してチャレンジした留学で、周りが卒業や就職をする中ひとり孤独感や不安感もありましたが、確実に自分の一生の財産になった1年間でした。グローカル支援事業の関係者や支援企業の皆様、背中を押して応援してくれた家族、オーストラリアでお世話になった学校関係の皆様やホストファミリーなど、多くの方々支えられ無事に留学を終えることができました。感謝の気持ちを持ち続け、この留学で得た経験を次は誰かのためになるように還元していこうと思います。

写真9:修了式の様子
スピーチを終えて、先生方からサプライズプレゼントをいただいた時の写真です。皆さん本当に温かくてこの学校で活動できて幸せでした。










