第8回目 9月の活動 日本の伝統にちなんだ授業
寒い時期が長いメルボルンですが、ようやくぽかぽかとした日が続く日が続き春の訪れを感じています。
(BOOK WEEKの活動)
小学校には、BOOK WEEKという期間があり、日本語の授業内では、桃太郎を取り入れた授業を行いました。
桃太郎の授業では、オーストラリアに来て初めての読み聞かせをしました。英語での読み聞かせは人生で初めてで緊張しましたがみんな真剣に聞いてくれて嬉しかったです。また、開くと桃太郎が飛び出してくる桃の形をしたポップアップカードを作り、楽しみながらも日本の昔ばなしについて学べるような授業を目指しました。大きな川やサル、イヌ、キジの動物たちを描き加えたりしている子もいました。桃太郎の歌もみんなで歌いました。授業後も口ずさんでいる子もいてみんな楽しそうに授業に取り組んでくれました。

写真1~2:BOOKWEEKの授業の様子
桃のポップアップカードを作っているときの様子です。開いた時の写真は撮り忘れましたが、桃を開くと桃太郎が飛び出してくるようになっています。
(伝統的なおもちゃの授業)
別週には、けん玉やお手玉、おはじきなど様々な日本の伝統的なおもちゃを取り入れた授業を行いました。
遊び方を紹介するのはもちろんですが、起源なども調べて子供たちに英語で伝えました。私もあまり日本の伝統的なおもちゃに詳しくなかったのですがこの授業を通じて私自身も知識を深めることができました。子供たちからは特にけん玉が人気で私が日本から持ってきたけん玉も加えましたが、人気すぎて足りないという事態にもなりました。おはじきなどは、お箸を使ってつかみ取りゲームをしました。みんな苦戦していましたがかなり盛り上がっていました。

写真3~4:おもちゃ遊びの様子
おはじきのブースで遊んでいる様子です。お箸を使って1分間でいくつおはじきをつかめるかを競うゲームをしました。
お箸の持ち方についても教えながら授業を進めていきました。
(フットボールデイでの授業)
オーストラリアには、AFLというフットボールの国内リーグがあり、今月末は、AFLの決勝戦がメルボルンで開催されました。それにちなんで私の学校では、フットボールデーがありました。私が大学で体育専攻ということもあり、この日の体育の授業の一部を担当させて頂くことになりました。
今までに体育の授業のサポートとして授業の手伝いをしたことはありましたが、今回は授業内容を考えて運営するところまでを担当させてもらいました。フットボールデイの日には、体育館や校庭、教室など学校のいたるところでフットボールに関わる活動をするのですがその中の体育館で行う活動を担当し、パス&ゴールゲームを計画しました。チームワークを高めてほしいという狙いから、得点するためにはチームで協力をしないといけないようなゲームにしました。するとどのチームも声を掛け合ったり得意な子が苦手な子へアドバイスをしたりと協力する姿が見られました。授業計画の際には、これまで大学で学んできたことを生かすことができたので良かったです。

写真5~6:フットボールデイの様子
ボールをパスでつなぎ、的の真ん中に当てると得点を得られるというゲームをしました。
今月は日本語の授業以外にも授業を計画し、運営する機会があり、教師としての活動をさらに広く行うことができました。そのため、授業計画、運営などを通じて教師力を培えた1か月だったように感じます。
違う言語の教育現場にいるとやはり言語的・文化的な壁を感じることももちろんありますが、自分自身がこのような自文化とのギャップのある環境に身を置くことでおくことで、将来的に島根県で他国のルーツのある子供たちと接するときにこの経験が生かせるのではないかと思います。その点おもちゃを用いた授業は、言葉や文化の違いなども関係なく楽しめる教材だという気づきがありました。日本のおもちゃだけでなく、世界中のおもちゃと自国のおもちゃを比べながら文化の違いなどを見つける活動を通じて異文化理解を深めることもできるのではないかと考察をしました。
学校の子供たちに日本のどのようなことに興味があるのかと質問をしたところ、学校の違いについてや書道についても興味がある子が多かったので今後は子供たちのリクエストにもより耳を傾けながら日本語の授業を考えていきたいなと思います。
今月は日本語の授業以外にも授業を計画し、運営する機会があり、教師としての活動をさらに広く行うことができました。そのため、授業計画、運営などを通じて教師力を培えた1か月だったように感じます。










