第3回目 4月の活動 桜についての授業と抹茶の風邪予防
早いことに、もう4月も終盤…。朝晩はダウンやモコモコが必要なくらい寒い日ですが、日中は半袖になるくらい暑い日もあり、天気に翻弄されています。爽やかなオーストラリアの夏がすでに恋しいです。
今月は、日本は桜の季節ということで、桜に関する授業を行いました。ピクニックをしたり、談笑したり現在のお花見の文化についても教えましたが、和歌を詠んだり詩や絵を書いたりしていた平安時代のお花見の文化についても現代と比較しながら授業を進めていきました。
ホームステイ先が新しくなって、今月からは、なんと派遣先の校長先生の家に住まわせてもらうことになりました。前回の小さな子供がいるステイ先とはまた一味違う環境で、日豪双方の教育や文化の違いなど少し深い話もできる環境なので日々の会話の中だけでも勉強になることが多いです。
桜に関する授業では、prep (年長)クラスと1,2年生のクラスでは、ピンク色のティッシュペーパーで桜の花びらを作る活動をしました。また、3,4年生と5,6年生のクラスでは、折り紙を使って桜の花びらを作る活動をしました。子供たちの中には、桜を見るために日本に行ったことがある!という子もおり、日本の桜文化はオーストラリアでも広く浸透しているようでした。
授業内では、松江城や玉造温泉の桜の写真を見せたり、雲南市にある緑色の桜(御衣黄)についても紹介したりして教材の中に島根県を盛り込みながら子供たちに教えていきました。特に、緑色の桜の話は、非常に興味深そうに話を聞いてくれました。

写真1、2:1枚目は、低学年の授業の様子です。みんなよく特徴をとらえていて凄いなあといつも感心し
ます。全学年の桜の授業が終わると、みんなが作った桜の花を集めて、大きな桜の木を教室の壁に作りました。
オーストラリアの小学校は、一般的な日本の学校のように1つのクラスが全員同じ学年で構成されている訳ではなく、2学年が1クラスにいるような形で構成されている学校が多くあります。また、日本の年長にあたる”Prep”というクラスもあり、下は5歳、上は12歳と年齢の幅も大きいのでそれぞれの発達段階に合わせて教材を作る必要があります。桜の花びらを作る活動は低学年にはまだ少し難しいと感じ、ティッシュペーパーを使った教材を用意しました。教材選びや授業の運び方など、まだまだ難しいと感じる場面はありますが、だんだんと子供たちの特徴なども把握できるようになり、先生と相談をしながら臨機応変に教材づくりや授業を行えるようになってきました。

写真3:日本の歌を教えることも多く、今は、トトロの歌を教えています。授業が終わっても子供たちが「となりのトトロ、トトロ・・・」と元気に歌ってくれてとてもかわいいです。
抹茶についての活動
今月は抹茶に含まれるカテキンの効果に着目し、抹茶を使って手軽に風邪予防できる食べ方を紹介しました。
季節の変わり目ということもあり、小学校も風邪が流行っているので今月は、抹茶と風邪予防をかけて魅力発信を行いました。私も校長先生もヨーグルトが大好きで毎朝食べており、ここに抹茶パウダーをトッピングして提供したところ、非常の好評で毎朝のようにトッピングしてくれるようになりました。ヨーグルトに混ぜて朝ごはんとして一緒に食べることで簡単に風邪予防ができるため、忙しい校長先生にも気に入ってもらえました。

写真4:ある日の朝食の写真です。ステイ先の校長先生に振舞ったところ好評でした。時間のない平日の朝にも簡単にできる風邪予防としてGOOD!
メルボルンはコーヒーはもちろん、紅茶をはじめとしたお茶文化も浸透しており、メルボルン発のお茶屋さんも多く展開されています。また、多国籍国家であるため、オーストラリアでは、様々な国のお茶を楽しむことができます。今までは、抹茶を紹介することに焦点を当てて活動をしてきましたが、オーストラリアの様々なお茶を試してみることによって新たな気づきや発見もあると思うので今後は現地の方のおすすめなどを聞き、試してみて海外の人が好む味などを考察していくような活動も行っていこうと思います。
アンザックデー
4月25日は、アンザックデーという祝日がありました。この日は、戦争に従軍したすべての人たちに感謝と追悼する日です。私はオーストラリアに来る前は、アンザックデーについて何も知りませんでしたが、日本は第二次世界大戦中にオーストラリアに爆撃を行った唯一の国ということで実は、我々日本人にも深く関係がある日だということを知りました。親日国として有名なオーストラリアですが、このような歴史の背景から、日本のことをよく思わない方もおられるようです。この日は、早朝に"Dawn Service"という追悼式に多くの方が参列するのですが、私も参列してきました。日本の学校で習う戦争関連の内容は、自国の被害や平和の大切さなどの印象が強かったので、実際に日本の爆撃で多くの方が犠牲になったという事実を目の当たりにすると複雑な気持ちになりました。一人の日本人としてこの事実をしっかりと受け止め、改めて平和について考えるきかっけになりました。このように国の歴史や自国との関係、国際情勢など留学をしていると教科書では学べないことも五感を使って学ぶことができるので今後も様々なことにアンテナを張って学びに繋げていきたいです。

写真5、6:アンザックデーの次の日の職員室の様子です。みんなでアンザッククッキーやケーキを食
べました。ココナッツが沢山入っていておいしかったです。また、この日はローズマリーの葉や花を
身に着けることで二度と同じ悲劇を繰り返さないように深く記憶に刻むという意味があるそうです。










