第4回目 12月の活動 島根県の知名度に関するヒアリング
年末年始の休みは12月30日、31日、1月1日の三日間だけで、一月の第二週目からは期末テストが始まります。期末テストは、中間テストの内容も含め、これまでに学習したところがすべて範囲となるので、早くから復習を始めています。
期末テストの勉強は、特に中間テストの結果から見えてきた苦手なところを中心に取り組みたいと思います。期末テストでは、中間テストよりも良い成績を獲ることを目標に頑張ります。
20日には、中央民族大学の国際教育学院が主催する「“汉语情・中国梦” 2023年中央民族大学国际学生汉语汇报演出」という留学生の中国語の運用能力がどれほど向上したのかを披露するクラス対抗の大会が開催されました。先生やクラスメートと意見を出し合い、何度も改善しては練習をして、大会に向けて多くの時間を費やし準備しました。
中国語の大会の結果として、私たちのクラスは「特等奖」という一位の賞を受賞しました。様々な国籍の人々が一緒に協力して何かを作り出すというのは、いつでもどこでもできることではなく、留学という環境だからこそできた貴重な経験だと思います。
今回開催された中国語の大会でクラスとして一位を獲れたことは、非常に嬉しかったですし、中国語の運用能力を認めてもらえたような感じがして、少し自信がつきました。しかし、私の中国語は決して完璧だったわけではなく、この大会を通して多くの課題が見つかったので、その課題を改善していき、さらに中国語の実践的な運用能力を高めていきたいです。
写真:「特等奖」受賞
また、中央民族大学に通っている留学生を対象として、島根県の知名度に関するヒアリングを行いました。私がヒアリングの対象とした留学生は全員、日本のアニメが好きだったり、日本の文化に興味を持っていたりする、すでにある程度、日本という国に対する知識を持っている方々です。ヒアリングを行った留学生の主な国籍は、韓国、タイ、ベトナム、ミャンマー、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、エジプト、ナイジェリアなどです。このように様々な国籍の留学生一人一人に、「日本の島根県という県を知っていますか?」と質問をしました。
結果、韓国籍の留学生たち以外で「島根県を知っている」と回答した留学生は一人もいませんでした。大多数の留学生は、東京や大阪、京都、福岡などの主要な都府県は知っていましたが、島根県については「知らない、分からない」という回答でした。私は、なぜ韓国籍の方々はみな島根県を知っているのか気になったので、韓国人の友人に尋ねてみました。すると、「島根県は独島(竹島)で有名だから」と言っていました。初めは島根県を知っていると答えてくれたので非常に嬉しく思っていましたが、島根県を認知している理由が竹島問題があるからだと知り、少し残念に思いました。
今回の留学生を対象としたヒアリングの結果から、やはり島根県の知名度はまだまだ低いので、十分に改善の余地があると分かりました。また、多くの韓国人が島根県を認識していますが、それは決して良いイメージからくるものではありません。より多くの人々に、島根県の魅力を知ってもらい、観光地の一つとして認知してもらうためにも、工夫して国内外に情報を発信する必要があると改めて感じました。今後は工夫した情報発信の方法について、模索していきたいと考えています。
今月は先月に比べてますます冷え込み、昼夜を問わず大体-15℃~-17℃ぐらいの気温で推移している日が多かったです。北京は例年あまり雪が降らないそうですが、今年は三日連続で雪が降るときがありました。雪の量としてはあまり多くありませんが、中国人の先生が「珍しい大雪だ」と言っていたことが印象的でした。
※おまけとして、今月25日はクリスマスだったので、クラスメートと一緒にお祝いしました。(写真がクリスマスのケーキです。)それぞれ信仰する宗教は異なりますが、一緒にお祝いできたことは、非常に新鮮で良い思い出となりました。
写真:过圣诞节(クリスマスのお祝い)