第11回目 留学最終月レポート
7月も相変わらず気温が非常に高く、雨の降る日は蒸し暑く、日本の梅雨に似たような気候だと感じました。
今月は留学最終月なので、悔いのないように1日1日をこれまで以上に大切にし、過ごしました。
中国語の学習
今月上旬には、期末テストが実施されました。テスト内容は、これまで学習してきた内容がすべて範囲となり、形式はHSKの出題形式に合わせた形にすると事前に言われていたので、それに沿ってテスト対策をしました。
テスト本番では、対策が功を奏し、時間内にすべての問題を解き見直しまですることができました。結果として高得点を取ることができて良かったです。
この1年間中央民族大学の語学クラスで授業を受けてきて、中国に来たばかりの頃と比べて明らかに中国語の語学力は向上したように感じます。また、語学力のみならず、様々な国籍の留学生たちと一緒に学習する環境の中で、多様な価値観や幅広い視野を身に着けることができました。
学部の授業の受講
今学期は語学クラスのテストだけでなく、学部の授業のテストもあったので、テスト勉強にかなりの時間を費やしました。
学部の授業は専門的な内容なので、授業内容はもちろんのこと、テストも語学の授業の比にならないほど難易度が格段に上がりました。また、授業の内容も民族政策などあまり馴染みがなく、これまでに学習してきたことがない分野なので、理論などを理解するのに時間がかかりました。
テストの形式など事前に情報が一切開示されていなかったので、テストを受けるまでは少し不安でした。テスト本番では、理論に関する記述問題が出題され、重点的に勉強してきた内容だったので、無事に乗り越えることができました。
学部の授業を受講するために、毎回片道1時間かけて通っていた丰台キャンパスへ行くのも、期末テストの日が最後となりました。学部の授業を受講するにあたり、様々な困難に直面しましたが、現地の中国人の学生と一緒に授業を受けるという貴重な経験をすることができて良かったです。
インタビュー
インタビューに協力していただいた中国人の方々に「あなたにとって島根県はどのようなイメージですか?」という質問をしました。
回答は「分からない、知らない」がほとんどでした。その他の回答をした人々は、「島根県のことは分からないけど、日本に対するイメージならある」という回答をしていただけました。
そこで改めて日本に対するイメージを聞いてみると、若者は比較的に好印象を持っている人が多い一方で、年齢層が高くなるにつれてあまり良い印象を持っていない人が多いことが分かりました。このことから、年齢層によって意見がはっきり分かれているということに気づくことができました。
今回のインタビューの結果から、インバウンド需要のメインターゲットを中国人の比較的若い年齢層の人々に絞ったほうがいいと感じました。そのため、中国人の若者に人気のあるSNSなどを活用し、観光情報を発信していくことが効果的であると考えます。
写真:修了式の写真です。