第6回目 2月の活動 春節と留学生へのインタビュー
二月の下旬から新学期が始まりました。今学期は、HSK(汉语水平考试)という中国語の能力を測るための検定の対策を行ってくれる授業があるので、その授業を活用してさらに上の級を取得できるように頑張ります。
語学のクラスは6班になり、前学期と同様に一番上のクラスに所属することになったので、クラスメートに負けないように人一倍の努力をしたいと思います。
今学期からは、引き続き語学の勉強をしながら、学部の授業も履修します。学部の授業は、今いるキャンパスから車で一時間以上離れている別のキャンパスまで行って受講します。前の学期は、様々な国籍の留学生だけで中国語の授業を受けていましたが、今学期からは、現地の中国人学生と一緒に受講できるので非常に楽しみです。
中央民族大学には数多くの学部があり、授業の種類も非常に豊富なので、様々な分野について学習することができます。現在は、講義を試聴する段階なので、興味のある授業に積極的に参加して、最終的に履修する授業を決めたいと思います。
また、以前に実施した留学生に対するヒアリングで得られた結果と、令和二年度の島根県の外国人観光客の状況を、特に韓国に焦点を当て比較し考察しました。
島根県の主要観光施設の外国人利用者延べ人数を国・地域別に示したグラフによると、韓国人の割合は5%でした。ヒアリングの結果では、韓国人は全員、島根県のことを知っていましたが、実際に島根県を訪れた人数と認知度は釣り合っていませんでした。そこで私は、友人の韓国人留学生に簡単なインタビューをしてみました。
インタビューをした韓国人の友人はこれまでに何度も日本に旅行に来たことがあるので、その友人に「次に日本に行くとき、島根県を訪れてみるのはどうですか?」と尋ねました。すると、「島根県はちょっと…。」と言われました。続けて、「あなたにとって島根県はどのようなイメージですか?」と尋ねると、「うーん…、少し怖い」という回答でした。
インタビューの結果から、やはり領土問題がイメージの悪化につながっていることが分かりました。そのほかに、「どのような魅力があれば島根県を訪れたいと思いますか?」と尋ねると、「韓国と島根県を結ぶ直行便があれば、行ってみたい。」という回答でした。
このことから、交通の利便性を良くすることは、より多くの観光客を誘致するうえで特に重要なポイントの一つであると分かりました。今後も引き続き、国籍を問わず様々な人々の意見を聞いていきたいと考えています。
今月は中国で最も歴史が長く重要な祝日の一つである春節がありました。今年は、2月9日が旧暦の大晦日で、2月10日が旧暦の元旦にあたる日でした。昼夜を問わず、至る所で花火が上がったり、爆竹が鳴っていたりして非常に盛り上がっていました。特に2月9日から2月10日に日付が変わってからは、一晩中爆竹や花火の音が鳴り響いていました。
写真1:龍のオブジェ
今年は辰年なので、大きな龍のオブジェがライトアップされ多くの見物客で賑わっていました。鱗やひげ、牙など細部まで繊細に作られており、非常に迫力がありました。
写真2:春節の朝食
大学の食堂で提供していただいた春節の朝食です。メニューは、お粥、トウモロコシ、ゆで卵、揚げパン、肉まん、牛肉の炒め物、さらに牛乳がありました。豪華な朝食で美味しかったです。