第3回目 11月の活動 研修参加や観光など
バリでの「CAFEO41 INDONESIA2023」(インドネシアの工学部学生のための安全研修)へ参加しました。
国内やシンガポールの講師の方々の6つの講演に参加したり、プレゼン発表を通して、将来仕事についた時の安全対策を考え、安全意識を身につけることが目標の研修でした。シンガポールの先生やマレーシアの学生の方も参加しており、この場では皆英語を使用していました。
同年代の大学生が何を考えているのか何を目指しているのかなどを聞くことができたのはとても新鮮でした。また、将来現場に携わる学生たちにとって安全を考えるこのような研修はとても有意義だと感じました。日本にいた頃はこのようなイベントがあるのかも知らずにいたので、今後積極的に参加していきたいです。
写真:CAFEO41での集合写真の様子
友人が参加する建設現場での研修に、私も一部参加させていただきました。
現場見学のみだったのですが、足場に竹と木材が使われていたのは驚きでした。実際に私が歩いたのは鉄筋コンクリート部分のみだったのですが、職人の方々は慣れたように木材の上を移動していました。インドネシアの職人の逞しさと軽やかさが印象的でした。
また、この現場での職人の最小年齢は13歳でした。
この現場見学はCAFEO41の参加の前だったのですが、足場が竹や木材であるのは気候によって脆くなりやすいため、安全面や労働状況に違和感を感じました。日本でも労働災害は発生しているのでコストと安全の関係性を改めて考えることができました。
写真:建設現場での風景
また、ホームステイ先の家族と共にスラウェシ島のMalinoという場所に行きました。
私が暮らすマカッサルから車で2時間ほどのところにあるマリノという場所を観光しました。マリノは標高がマカッサルより高く、気温も10℃低くなる快適な場所でした。
気温が低いので都市部ではあまり見かけることがないイチゴが多く売られていました。またそこで、乗馬する機会があったのですが、白い馬の立髪がピンクに染められていたのが印象に残っています。
写真:malinoでのピンク色の立髪の馬
その他には、日本語学科に所属するインドネシア人学生と「日本語で会話する会」に参加しました。
インドネシア語学科の友人に紹介してもらい、日本学科の学生との日本語でのフリートークの会で、日本語を勉強中の学生が七人ほど集まり、彼らと1時間ほど雑談をするというものでした。
日本のコスプレ文化やアイドルに興味がある学生、自己紹介の時に自分の名前の由来を発表する子など本当に流暢で驚きました。
外国人にとって日本語の「漢字」は難しいようです。私は小さい頃から日本語を使っているので日本語の難しさをあまり痛感しませんでしたが、文法において「なぜこうなるのか?」という疑問に答えるのは日本人の私も説明が大変だと感じました。
今後、日本語を学びたい方々に協力させていただきたいので、この疑問を解消するために文法を学び直さなければいけないと感じました。
12月の2週目には1学期が終了し、2ヶ月ほどの休みに入ります。現在は雨季に入り暑さはなくなりましたが、毎日午後から大雨になるため、昼以降のバイクでの移動が厳しくなりました。洗濯物も太陽が出ている午前中に乾かさなければいけないのでいつも雲の動きを観察しています。
また、家でスパゲッティやルンダンという伝統料理を作りました。日本料理を作りたいのですが、調味料が限られていたり値段が高かったり(とんかつソース500mlは800円超です)で、まだ挑戦できていません。身近に手に入るもので次回は日本料理を家族に振る舞う予定です。