第7回目 3月の活動 日本語学校での授業やラマダンなど
今月はLPK SAKURA MEDIA INDONESIAという日本語学校での授業に参加しました。普段はHasanuddin大学の日本語学科の学生が先生として日本語を教えているそうです。
今回は8人の生徒の前で、私は日本文化について紹介し、メインである日本語授業のサポートをさせていただきました。学生の皆さんに日本語をなぜ学んでいるのか尋ねてみたところ、「将来日本で看護師として働きたい。」、「日本で働きお金を貯めて、日本の大学に通いたい」などさまざまでした。
写真1:日本語学校の学生たち
また、州知事代理主催の夕食会に参加しました。参加者は、南スラウェシ島で活動する学生や企業の方々です。
現在のバフティアル・バハルディン州知事代理にご挨拶したのち、インドネシア料理を食べながら、JICAの方やマカッサル日本領事館の方々と日々の活動に関してお話をする機会がありました。
写真2:州知事代理主催の夕食会の様子
そして、3/12からラマダンが始まりました。夜明けから日没までの間は食事ができず水も控えなければいけません。それのせいか、いつも賑やかだった通りも日中は交通量が少なくなり落ち着いています。しかし、日が沈むとまるでパーティーのように、家族や友達が集まり食事をします。海の近くではたくさんの出店が並び、断食が明ける直前は道路も大渋滞です。
4月の2週目にはラマダンが終わる予定です。断食には慣れたので、残り約2週間もこの調子で過ごし、来月のレポートでラマダンについてお伝えできればと思います。
写真3:断食明けに食べるフルーツジュース
3月はラマダンという行事もあり、日本との文化の違いをより強く感じました。インドネシアからの働き手が日本で少しずつ増える中、このような異文化を働く場ではどう対応していくかが課題です。配慮の限界があったり、全てを理解したりすることは容易ではありません。
しかし、今回の日本語の授業、州知事官邸での夕食会など一緒にコミュニケーションをとる機会があることはとても有意義です。その人がなぜそのような振る舞いをするのか、驚き、疑問を感じることもあります。そんな中でも、直接話したからこそ気づけるその人の雰囲気、その人の背景を知るきっかけ作りを目指していきたいです。
留学も残り4ヶ月となり、次の長期休みにではインターンシップへの参加、子ども食堂の実施を目標にしています。インターンシップ先は南スラウェシ島に拠点を置く日系企業を候補にしています。子ども食堂は、現在開催場所を検討中です。
日本のように公民館や学校の家庭調理室のような場所がないため、人が定期的に集まる場所となると各地区に必ずあるモスクになります。この企画内容をモスクで行えるかは厳しい可能性がありますが、そのほかの候補地、サポートしくれる仲間を探し、これらが実現できるよう準備を進めていきます。
ホームステイ先のお家でオムライスを作ったところ、家族に予想以上に高評価をいただきました。コンソメがなかったので、鶏ガラで代用すれば、ほとんどインドネシアで容易に手に入る材料なので作りやすいです。ラーメン、寿司やカツの日本料理店はマカッサルでも時々見かけますが、オムライスはありません。
子ども食堂の献立のヒントにもなるので、まだ南スラウェシ島に進出していない日本料理をまず家族や友人に振る舞ってみようと思います。