第6回目 2月の活動 KKN活動の終了と祝賀レセプション出席など
2月のKKN(Kuliah Kerja Nyata:実践活動授業)活動は、主にゴミ箱、道案内板の作製と中学校での日本語授業を行いました。
木製のゴミ箱と案内板は、すぐに目に留まりやすいような赤色に塗り、ゴミ箱はポイ捨てが問題となっていたプール施設に設置しました。少しでも公共施設が綺麗に保たれ、村の方々や観光客が楽しく使えるようにこれらが役立てられることに期待です。
また、村の中学生を対象に2時間のみですが日本語の授業を行いました。日本の文化や基礎的な日 本語(挨拶や自己紹介など)を紹介し、授業の最後にはみんなで折紙を使い鶴を折りました。覚えた日本語を早速使ってくれる生徒や一枚の紙から様々な形に変化する折紙に興味を持ってくれて、鶴以外のものを折り始める生徒までいました。今回の授業が、少しでも日本という国を知ってもらうきっかけに繋がれば幸いです。
そして、授業を行う前からアニメで学んだという日本語で話しかけてくれる生徒たちが何人かいました。授業内容を考える中で、日本にいたらなんとも思わなかったことが、インドネシアに来て初めてそれが日本特有で魅力的なものであると気付くことができたり、当たり前だと思っていた文化の成り立ちや理由を自分自身も改めて学ことができました。
そして、暖かい9人のメンバーに助けられ、親切な村の方々にも囲まれ、無事45日間のKKN活動が終了しました。
写真1:村の方々との集合写真
写真2:日本語授業の様子
その他には、在マカッサル領事事務所による天皇誕生日祝賀レセプション(Resepsi Perayaan Hari Kelahiran Sri Baginda Kaisar Jepang)に参加しました。
このイベントには就職専門の高校で日本語を学ぶ学生たちのエッセイコンテストの表彰式や外務大臣表彰式、箏の演奏などが行われ、全体で200名を超える方々が出席されたようです。
このイベントを通し、実際に現地で活動するJICAの方々ともお会いすることができました。観光業やスポーツ指導などの目的でマカッサルに派遣されたそうです。
日本に興味を持ってくれるインドネシアの方々、海外でのボランティア活動や就職などを実現させている方々とお会いできたこと、今回のイベントはとても刺激的なものとなりました。
写真3:天皇御誕生日祝賀レセプションで の写真
2月は日本語の授業やレセプションへの参加もあり、一層インドネシアと日本の関係について考えることがありました。政治や宗教や文化が異なっていても、いつまでも友好なつながりが続くように、お互いの良さを知る”きっかけ”が身近に必要なのではないかと感じました。
今後の活動でも、日本語を実際に学ぶ学生やインドネシアで活躍する日本人との交流を増やしたいと考えています。どのようにインドネシアと日本が文化や仕事を通し、コミュニケーションをとっているのか、自身の今後の活動実現のヒントにしたいです。
そして来月は3/10からラマダンが1ヶ月行われます。イスラム教徒は日中に飲食をしなくなるため、小さな食料品店は夜まで閉店していたり、夜に屋台が現れお祝いの雰囲気になるそうです。島のほとんどの人がイスラム教徒のため、断食を体験する予定です。ラマダンを現地で体感できるのが楽しみです。
今学期は、「灌漑排水学」、「土壌力学」、「構造解析学」、「コンクリート構造学」の4つの授業をとる予定です。土木工学に関する勉強に励みつつ、新学期も頑張って参ります。