わたしは1月4日より、デンマークにあるフォルケホイスコーレという教育機関へ留学しています。私がいるのは、デンマーク第二の都市であるオーフスから車で45分ほど北へ進んだ、ケルーという街です。自然が美しく散歩に出るのが楽しみになるほどです。

 

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上の写真は、私が夏までお世話になる学校です。実は、留学初日から大波乱でした。羽田空港で航空機が炎上し、飛行機は4時間ほど遅れての離陸。デンマークに到着したはいいものの、何十年に一度と呼ばれるほどの大雪でオーフスから学校へ向かうバスは運航休止。どうなることかと思いましたが、毎日元気に過ごすことができています。

 

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私のいる学校は、森と隣接しています。大雪はつらいな、なんて思っていたのですが、こんなにもきれいな景色を見ることができました。この日の授業では、クロスカントリーを楽しみました。

初月の授業では、デンマークの教育や福祉、家族や生活習慣についての議論が主に行われました。デンマークでは税を高く徴収される代わりに充実した福祉が受けられる国となっており、この必要性はデンマーク国内でも意見が分かれているようです。
教育費は大学まで無料となっていて、1人暮らしをする場合、月に10数万円の補助金が与えられます。印象的だったのは、アメリカからの留学生が「自分のことは自分でおこなうべき(つまり高福祉でなくてよい)」と発言していて、育った環境によってもその意見が変わるんだろうと感じました。                                    

デンマーク人にカラオケ文化があったことが驚きでした。その名も「karaoke」。ただ歌うことがカラオケだと思っていたのが、驚きでした。
また、デンマークでは、高校を卒業した後に数年間ギャップイヤーという期間を取得する人が多いです。これは、自分が何をしたいのか見つける期間で、旅に出たり、ボランティアをしたり、ホイスコーレ(わたしが在籍する教育機関)に通ったりなど、さまざまです。日本ではあまりなじみのないことを伝えると彼らはかなり驚いていました。                                                                     

デンマークに来てから、空白の時間を大切にするようになりました。今までは暇な時間があるとすぐにSNSを見る癖がありましたが、こちらでは、編み物に時間を費やす人が本当に多いです。はじめは興味がなかったのだが、教えてあげるよ!と言われたのでやってみることにしました。不器用なのではじめは全くできませんでしたが、今ではすっかりはまってしまい、マフラーを編んでいます。

また、物価の高いデンマークでは「セカンドハンド」といって中古のものが人気のようです。新品より考えられないほど安くなっていますし、ブランド品が日本で買うよりもだいぶ安いこともあるので、おすすめです。

 

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初めの一か月は体調を崩すことも多かったので、体調管理に気を付けながら楽しみたいと思います。