デンマーク人の家族訪問

最後のデンマーク文化のクラスでは、先生のお宅にお邪魔しました。デンマークの家のイメージを一言で言うと、白くて平屋です。全ての家がそうだとは言えませんが、白を基調とした壁紙で、平屋でスペースが広く見えるような作りをしていることが多いです。やはり家具はどこの家にもIKEAのものがあります。また、プレゼントを持ってお宅にお邪魔しました。プレゼントを渡してすぐに包装紙をビリビリと破って開け始めたので驚きましたが、デンマークではプレゼントを受け取ってすぐに開けることがマナーのようです。

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写真1:最終日に撮影した学校の様子です。1月に撮影したものと打って変わって、緑が豊かになり太陽がよく見えるようになりました。

セメスター中に作った作品展示

セメスター中に作った作品を展示しました。デンマークでは、コロナ禍に編み物が流行した影響で、多くの人が編み物を今でも楽しんでいます。ホイスコーレにいる日本人もそれをみて始めた人も多いのですが、わたしもその1人です。そのため、この展示会で多くの作品を展示しました。他の生徒も、陶芸や編み物、木で作ったナイフなどを展示していて、興味深かったです。空き時間があれば人と話すことが大好きな生徒たちでしたが、1人で何かものづくりをすることも大事にしていたんだと気づきました。

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写真2:編み物の写真です。これを完成させて、エキシビジョンに出しました。

オーフスへのフィールドワーク

オーフスというデンマーク第二の都市へフィールドワークに行きました。目的はデンマーク人の娯楽や人との交流などの方法を知るためです。この日は、自分の言語で思い思いの詩を書こうというイベントがありました。本屋さんの前にある広場にみんなで集まって読書をするというイベントです。また、朗読も行われていましたが、それらは英語でした。
これら二つからわかるのは、デンマークは他の国の文化や言語に対してある程度許容しているということです。小さな国で人口も600万人ほどしかいないため、英語を話すことが当たり前だと常日頃から言っていた彼らでしたが、これほど母国語ではない言語も日常生活の隣にあることが日本にはない感覚ではないかと思いました。コペンハーゲン出身の友人は、カフェで英語で注文することもよくあるようで、中学生くらいの時は英語を喋ることができず、オーダーできなかったこともあるようです。

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写真3:オーフスで開催されたみんなで読書をする会の様子です。

6月26日を持って、一つ目のホイスコーレであるkalø højskøleでの生活が終了しました。1日1日が新鮮で非常に思い出深い6ヶ月でした。今まで授業についてあまり詳しくかいてこなかったので、遅ればせながら今回書かせていただきたいと思います。
まず、私がとっていたコースはデンマーク語と文化コースです。通称DSKと呼ばれていて、この学校には他に、アウトドアコース、植物などを中心に行うGROコース、そして哲学や議論などを行うコースがありました。月曜日と金曜日、火曜日の午前中はこのコースに準じた授業が行われていて、火曜日と木曜日のお昼はハウスミーティングと掃除、他は集会や、自分で選んで決めた授業に行きます。これはelectiveと呼ばれていて、ヨガやスポーツ、編み物、ハイキングなどおそらく全部で20以上の授業があったかと思います。
また、ホイスコーレは全ての授業に出席することが前提となっています。1日の始まりは8時半からのmorning assemblyです。この集会では先生や生徒がプレゼンをしたり、歌を歌ったりなどしていました。授業は15時半にすべて終了となるので、そこからは友人と散歩に行ったり読書をしたり編み物をしたり、各々が好きなことをして過ごしていました。

次の学校は8月中旬から始まります。この学校でも自分の好きなことを見つけたり、人ととことん話したり、今まで日本にいた時には経験できなかったことをやります。エフタスコーレでのボランティアも1月に決まったからには、自分の最大限提供できるものを準備しておきたいと思っています。