第1回目 12月の活動 オーストラリアでの活動開始
オーストラリアに到着しました!!
留学概要
私は2024年12月から2025年6月までの約6か月間、オーストラリアのブリスベンに留学し
2月から日本人学校で、4月から現地の学校でボランティア活動を行いながら、ICT活用や自然を生かした教育手法を学んでいきます。
また、米麹を使った料理体験や文化紹介のワークショップを通じて、日本および島根の魅力を発信していきます。
12月のブリスベンの様子
現在オーストラリアは夏で、楽しみにしていた夏のクリスマスを体験しました。
ただ、日本のようにどこに行ってもクリスマスソングが流れ、飾り付けがされているわけではなく
ブリスベンでは静かなクリスマスが一般的だとホストファミリーから教えてもらいました。
(写真1:クリスマス仕様にライトアップされたMuseum of Brisbaneとツリー)
ブリスベンの図書館
教育の観点から、オーストラリアの地域における学習環境を知りたいと思い、今回はホームステイ先近くの図書館とブリスベンで一番大きい図書館を訪れました。
ブリスベンには多くの図書館があり、私の滞在先のような街の中心地ではないエリアでも、歩いて行ける範囲に2つの図書館があるほど学びの場が充実しています。
日本の図書館と異なり、ブリスベンの図書館は「話しながら作業ができるスペース」と「静かに作業をするスペース」に分かれており、学生が友人と相談しながら勉強できる環境が整っています。
また、パソコンの設備が充実しており、ICTを活用した学校教育が進んでいるのと同様に、地域の図書館も時代に合わせて進化していることを実感しました。
実際に訪れた図書館には子供連れの家族、学生、お年寄りといった様々な世代が集い、それぞれの目的で活用されていました。
このような図書館の存在は、教育や生涯学習を支える重要な要素であり、日本の教育現場にも応用できる学びがあると感じました。
(写真2:ブリスベンに流れる川を見ながら勉強できるスペース)
(写真3:ホームステイ先付近の図書館に設置されている自動貸出機)
米麹を使用した料理の試食会
今月はクリスマスにちなんで、ホストファミリーに塩麹を使用したチキンを試食してもらいました。
麹は日本の発酵食品の基礎であり、塩麹は米麹に塩と水を加えて作る調味料です。
味付けだけでなく、お肉を柔らかくする効果があり、さらに健康にも良い優れた発酵食品です。
最初は見た目に馴染みがなく、「本当に味付けはこれだけでいいの?」と言われ、少し抵抗がある様子でしたが、実際に食べてみると「美味しい」と喜んでくれました。
(写真4:出来立ての塩麹)
(写真5:塩麹で味付けしたチキン)
今月はオーストラリアでの暮らしや語学学校の授業に慣れることで精一杯でしたが、来年1月からは語学学校でできた友人やホストファミリーの知人を対象に、米麹を使った料理体験や日本文化の紹介をテーマにしたワークショップを行う予定です。この活動を通じて、参加者に日本や島根の伝統的な食文化や風土について楽しく学んでもらい、実際に体験してもらうことで、島根の魅力をより深く知ってもらう機会を作りたいと考えています。