第1回目 9月の活動 オランダ、フローニンゲンでの留学開始
14時間のフライトの後、3時間電車に揺られ、無事にオランダのフローニンゲン州に到着しました。
初日に気づいたことは、オランダ国土の平坦さです。空からでも地上で見ても、見渡す限りの平野が広がっています。国土の大半が森林である日本とは景色が全く異なり、とても新鮮です。
画像1:オランダの風景
事実、オランダには山が存在せず、国土の約44%は農地で森林は10%ほどです。オランダは、人口は日本の1/7、国土も1/9ほどながら、農業輸出額ではアメリカに次ぐ世界2位の農業大国であることにも少し納得がいきます。
しかし興味深いことに、農業大国であることは、食文化の発展には寄与しないようです。
大学の初回オリエンテーションでは、「食事はこの街のストロングポイントではありません」とのお達しがあり、初めてできたオランダの友人からは「僕たちは1回の食事をワンプレートで済ませるんだ...」と謝罪のようなトーンで言われました。
物価は、日本の約2~3倍ということもあり、自炊生活が基本みたいです。自分の学生寮の住民は全員海外留学生なので、友人と料理を作りあったり、楽しく過ごしています。
フローニンゲンという街の特徴は、世界有数の自転車中心の街である点です。この街では人口よりも多くの自転車があります。街の中心部分には車で入ることもできず、その代わりに自転車でどこにでもスイスイ行くことができ、私も快適な自転車ライフを送っています。
画像2:自転車の街フローニンゲン
今後は、このような特殊な街づくりが達成された政治的背景や、現在の問題とその解決を調べていく予定です。
ネット上では、企業や自治体の取り組みの情報が見つけにくく、直接尋ねる必要性を感じました。
来月には、1週間キャンパス全体を使って行われる「Career Week」が開催されます。
そこで多くの企業と直接話ができるので、自治体との取り組みを行っている企業を中心に回ろうと思っています。
オランダの夏は日本と違い、25°程度で湿度も低く、最高の気候でした。しかし、その楽しみは2週間ほどで終わり、すでに気温は10°を下回ることがほとんどです。冬の気温はマイナスになるので、これから体調を崩さないように気をつけようと思います。